English Cross Accounting
米国公認会計士(USCPAライセンス保有)実用英語技能検定1級MBA(マレーシアにて英国学位取得)ITパスポート
現在、米国公認会計士試験は試験改革が行われ、2024年1月から新試験体制での試験が実施されております。ここではこの試験の詳細は省略いたしますが、一つ顕著となった試験内容のポイントとして新試験制度では、①情報システム、データ分析、テクノロジーに関する技術的な能力、②ビジネス環境の変化を理解し、会計情報を分析して意思決定に貢献できる能力、③複雑な問題に対して論理的に思考し、適切な解決策を導き出す能力、④複雑な会計情報を、わかりやすく簡潔に伝える能力等が一層求められるようになりました。また、これと同調するかのように英検1級試験における問題構成の変更がありました。2024年第一回試験より英検1級の1次試験においてこれまでリーディングセクションに分類されていた問題が複数題削除され、代わって英作文セクションに、英語長文を要約する英文記述問題が新たに加わりました。最後に、これは非常に大きな変革ですが、これまで企業が自主的に開示してきた英文財務諸表の開示に関して、2025年4月から東京証券取引所のプライム市場に上場する全企業に対して、英文開示が正式に義務化されております。(有価証券報告書等除外)現代の日本人にとりこの社会的事象の意義を考察するならば、それはこれまでの情報理解中心であった英語の受動的な運用方法から、現在は多様なビジネスの実務環境に於いて専門的な情報を能動的に発信する高度な英語力が要求される時代に入ったということになります。ECAとして講座の内容構成をリーディングに集中する、ということと先の3つの社会的事象とは相反する潮流であると思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、米国公認会計士試験と英検1級試験の試験内容の理解度と解答力は共に英語のリーディングの習熟度と蓄積量に依存しております。そもそも、英語の論述には正確な綴りと文法力、理知的な概念を用いて精緻な文章構成を展開する英語特有の論理形式とを要します。そのために、ノンネイティブとして膨大な量の英語を正確且つ迅速に読み解き、内容をインプットするリーディング力の向上は、学習上避けて通ることのできない必要不可欠なプロセスです。人間の脳の活動に類似した機能のあるAIは大量のデータセットをインプットし、その情報を統合的に把握、演算し、適切な回答をアウトプットするディープラーニングという手法を活用しておりますが、正にこれが人間にとってのインプットとしてのリーディングの役割なのです。この考え方は、これまでの日本のリーディング中心の学校英語教育に対する批判を根底から覆す発想かもしれません。English Cross Accountingを設立した趣旨はまさにここにあります。講座では英検1級、米国公認会計士、MBAとすべてを突破し、長年のビジネス実務経験と英語習得過程において辿り着いた最強のメソッドを受講生の皆様に徹底的に伝授し、目標を達成するための英語力を醸成させていただきます。